エアフライヤーとの付き合い方
Googleでエアフライヤーを検索しようとすると後悔、失敗というキーワードが付いた検索候補があがってきます。購入したけど、今は使っていないという人も多いと思います。
エアフライヤーが世の中に登場した時は油を使わないで揚げ物が出来るという夢のような機械が誕生したぞ、なんて話題になりました。けど、最近あまり聞かなくなりました。何故でしょう?単刀直入に言えば、エアフライヤーは油を使わないで揚げ物が出来る(※正確には油の使用量をとても少なくできる。)けど、それは僕らが普通に食べている揚げ物とは似てるけど違う美味しくないものが出来るからです。
とは言っても生の鶏肉に小麦粉つけて調理する場合は比較的普通の唐揚げに近いものが出来るんですが、エアフライヤーが圧倒的に苦手なのは冷凍コロッケとかの加熱調理がされていない食品で、これらは時間も長く掛かるし美味しくないものが出来上がります。今回、検証のために久しぶりにやってみました。
凍ったままの状態でサラダ油を塗ります。調理後、白っぽく仕上がります。15分は掛かります。物足りない印象です。
高いお金を出してエアフライヤーを購入し、上手にいかないと裏切られた感じになりますね。僕が買ったのはHITECHLIFEとかいう中華製でAmazonのタイムセールかなんかで¥3500くらいだったので、「安物中華機械の実力なんてまあこんなもんかな」といった印象でした。
僕は¥100くらいで5個入っている安い冷凍コロッケが好きなので、それが油を使わないでおまけにセットするだけで出来るなんてステキじゃんと期待したわけですが、そんなうまい話はありませんでした。
エアフライヤーはダメな子じゃない
でも、本題はここからです。エアフライヤーは食材選べば電子レンジには決して真似出来ない調理をすることが出来ます。冷凍たこ焼きや油で揚げた後に冷凍された唐揚げ(電子レンジでチンして食べるタイプ)はエアフライヤーととても相性がいいです。業スーの商品で言えば、あっさり唐揚げはとても美味しく仕上がります。
次に冷凍たこ焼きを電子レンジで加熱したものとエアフライヤーで加熱したものを並べてみました。
左のたこ焼きが潰れてすぎてやらせ疑惑みたいになってますがラップかけてレンチンしたらこんな風になってしまいました。これだけでは分かりにくいので右のたこ焼きに爪楊枝をさしてみました。
爪楊枝の先っぽがたこ焼きの表面を押しているのが分かりますか?外側はサクサクしていていい感じです。ただし、やはり時間は電子レンジより長く掛かります。今回も170℃で13分加熱しました。おなか空いてすぐ食べたいなんていうせっかちさんには向いていません。
とは言え、一人暮らしの社会人の方なんかには絶妙にちょうどいいと思っています。仕事から帰ってきて、エアフライヤーにたこ焼き突っ込んで時間セットして調理を開始。シャワー浴びるとか風呂入るとかやってる間に勝手に出来上がるのでちょうどいいタイミングで出来立てが食べられます。コンビニで温めてもらったのを持ち帰るのと比べるとおいしさが段違いです。
あと、エアフライヤーで加熱する時は加熱しすぎて焦がしてしまうという失敗がほとんど起きません。オーブントースターでパン焼く時の方がよっぽど失敗します。使い方を慣れてしまえば調理の途中で温度やらを調整しなくてもいいし、調理する量に合わせて時間を長くするといった調整をしなくていい(たこ焼きなら1個でも10個でも同じ時間で出来ます、ただし時間を短くすることも出来ません)のがお気楽です。
さらに焼き鳥やウナギといったタレが塗られている食べモノを温め直す際にも焦がしてしまうという失敗がないので、個人的にはスーパーでウナギを買ってきて食べる回数が増えました。
独身貴族の優雅な晩酌のお供
と以上がエアフライヤーのオススメポイントです。気になる方は買ってみても損はないと思います。特に晩酌でビールや発泡酒を嗜まれる方にはいい相棒になるのは間違いないと思います。まずは安いいもので十分でしょう。
僕は前から気になっていた遠赤外線が出るタイプのエアフライヤーを新たに購入しましたので、今度はそっちの方で何が出来るのか色々試してみたいと思います。
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